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ブリジックの日記

安倍首相による米上下両院合同会議での演説から学んだ、聴衆を惹きつける小さなヒント

2015.04.30

安倍首相による米上下両院合同会議での演説はお聞きになりましたか?
賛否両論ありますが、原稿を読みながらであれ、そこにどんなことが書かれていたのであれ、
日本の首相があの場で英語で演説したことは有意義だったと思います。
そして相当練習したのだろうなぁ、と思いました。
弊社でも各国語スピーチ原稿の音声化をお受けしています。
ネイティブでも日本人でも読み上げは可能ですが、
先日は「日本人による」英文原稿のナレーションをご指定いただきました。
「日本人による読みあげの方が聞き取り易く記憶に残りやすい」ということもあるそうです。

ところで今回の演説で私が最も惹きつけられた話題は、
「歴史認識」でも「女性の活躍について」でもなく、
キャロルキングの歌の歌詞でした。
 "When you're down and troubled,
…close your eyes and think of me, 
and soon I'll be there to brighten up even your darkest night."


晩餐会のスピーチでは
"Ain't No Mountain High Enough"

にも言及していましたね。
プレゼンテーションで気を付けるべきポイントとして私は
・原稿ではなく聴衆の目を見て語りかける
・普段より大げさなくらいの身振り手振りで訴えかける
・口を大きめに開いて話すよう心掛ける
・時に聴衆対して問いかける
・事前に喉を潤わせ酸味のある飴を口にしておく
くらいを重要視していました。
が、内容として、
誰もが知っていそうな歌の歌詞を散りばめることがこれほど注意を惹きつけるとは意外でした。
たまたま私が若かりし頃に良く聞いた歌だったせいかもしれませんし、
学会のプレゼンテーション等には参考にならないかもしれません。
でも何かの機会のプレゼンテーションでは参考にさせていただきたいと思います。