2024.10.14
ブリジックの日記
2020.05.17
いつもブリジックまで移動販売に来てくださっていたパン屋さん、
4月末から来られなくなってしまいました。
それなら自分で焼いてみよう!と思ったのですが
強力粉が近所のスーパーやドラッグストアで品切れになっていました。
ベーキングパウダーも白玉粉も、粉類がことごとく品切れ。
どうしよう、、、と立ち竦みました。
この時いくつかの選択肢がありました。
①手に入るまで待つ
②他の粉でパンを焼く
③全く違うスイーツを作ってみる
ひとまず、いつもとは違うルートで強力粉は発注をかけて、
②か③にトライしてみることにしました。
レシピを探すうちに強力粉を使わない魅力的なおやつがたくさん目に入ってしまって、
・薄力粉と甘酒で発効時間0分のパンを焼いて
・薄力粉とヨーグルトでオーブンのいらない蒸しパンを作って
・片栗粉ととろけるチーズでポン・デ・ケイジョを焼いて
・片栗粉でパンナコッタを作って
なんだか以前作ってみようと思っていたパンよりも
より低カロリーでおいしいおやつができました。
強力粉が手に入った今、まだ使っていなかったりして…
何かがどうしても手に入らない時、
立ち止まらずに他の選択肢を探したら、
なんだか得した気分になりました♡
そんな時に想い出したのは、映画「パターソン」でのセリフ
(これからこの映画を観る方は観た後に読んでください。)
“Sometimes an empty page presents more possibilities,”
「白紙のページに可能性が広がることもある」
絶望していた主人公に永瀬正敏さん演じる日本人サラリーマンが
白紙のノートを手渡してこのセリフを投げかけた瞬間、
背筋がぞくっとしました。
コロナショックに疲れた週末に、白紙のページへの可能性を見出しました。
いやぁ、映画って素晴らしいもんですね~
長くなりましたがもう一つ紹介させてください。
WBSでの今お気に入りのコーナーがあります。
各界で活躍する人のリレーメッセージ「コロナに思う」
「女性の品格」の著者で昭和女子大の理事長でもある坂東眞理子さんからのメッセージです。
「人生は想定外のことの連続
どうその危機を活用するか それが大事」
危機を無駄にしないで、といったメッセージでした。
痺れました!
1本の映画を観た後のようにこの言葉がずっと心に残って、
大きなパワーをいただきました。
「困った」時だからこそ広がる可能性があると思います。
私も今を無駄にしないようにしたいと思います。