
2025.03.22
ブリジックの日記
2025.03.22
春のお彼岸の期間中に思いがけなく耳からの情報で
祖父母(特に祖母)への思慕の念をあらたにしました。
皆さんはVoicyって聞いていますか?
「他にも聴きたい音声コンテンツがある」
と先日お伝えしたお勧めコンテンツの中に、
翻訳家の土方奈美さんのチャンネル
「翻訳家の縁側ブルース」があり、その最新の放送で、
「祖父母(またはそのような存在)の大切さ」に関するお話がありました。
それを聴いて祖母とのある出来事を強烈に思い出しました。
私が高校生の頃、冬休みを利用した短期留学のプログラムを見つけました。
◇場所は憧れのニュージーランド、ワイカト大学!
◇宿泊は現地でのホームステイ!
◇通っていた塾が主催しているのでカリキュラム含め安心!
ということで両親に懇願しましたが、
心配性の両親からは大反対されました。
(私も長男がスクーターで大学に通学したいと言うのを大反対してきたので気持ちは分かります。
結局3年次から山の上のキャンパスに通うとのことでい渋々承諾しました。)
どうしても諦めきれずに何度も両親にお願いしていたら、
祖母が援護してくれて、費用も出してくれることになりました。
私はただ有頂天!一方母は
・衣服に隠しポケットを縫い付け
・ホストファミリーへの手土産用に木目込み人形を手作り
・コレクトコールを調べて準備
その他多くの準備や何より心配が募っていたと思います。
そして一通り楽しんで無事自宅に帰り、
「ただいま!」と声をかけると祖母は一人寝室に籠ってしまいました。
お土産に購入したショールを持って祖母の部屋へ行くと、
布団を頭からかぶり丸くかかんで嗚咽をあげて泣いていました。
「いがったー(良かった)、 無事で本当にいがったー」と。
その時初めて、祖母にどれほど心配をかけて、
両親を説得してもらった事により
どれほど責任を感じさせていたのか、を知りました。
命を削る思いで心配しながらも
孫に加勢して貴重な体験をさせてくれた事、
忘れません。
ばあちゃん、あの時の体験をきっと活かして生きていくからね。
お彼岸の中日にはお墓参りだけでしたので
今日は念入りに仏壇のお掃除をして、
あらためて感謝の気持ちを想いだしました。
貴重な機会、ありがとうございました。