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ブリジックの日記

なぜすれ違う?「察する」vs「言わなきゃわからない」

2026.05.05

日常業務・職場での実践編 ①
ハイコンテクスト vs ローコンテクスト文化 
~「察する」文化と「明示する」文化の違いと対応策~

「なんで言ってくれなかったの?」「なんで察してくれないの?」
こんな風に思ったことはありませんか?
コミュニケーションのすれ違いの多くは、
こんなちょっとした考え方の違いから生まれています。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

文化人類学者エドワード・T・ホールは、著書『Beyond Culture』(1976年)の中で、文化を「ハイコンテクスト」「ローコンテクスト」の2種類に分類しました。

ハイコンテクスト文化(日本・中国・韓国など)
 言葉以外の空気感・文脈・非言語情報が重視されます。
 「察する」「行間を読む」ことが自然・粋であるとされる社会です。

ローコンテクスト文化(アメリカ・ドイツ・北欧など)
 情報は言語で明確に伝えることが基本。
 曖昧な表現は理解され難く誤解を受けがちです。

この違いが、職場での指示の出し方・会議での発言・フィードバックのスタイルに大きく影響します。

すれ違いを防ぐための3つのポイント

  1. 「伝わっているはず」を疑う
    重要な指示や依頼ほど、言葉で明確に伝える習慣を。
  2. 相手の文化的背景を意識する
    ハイ・ローどちらのスタイルかを踏まえてコミュニケーションを柔軟に切り替える。
  3. フィードバックは率直・具体的に
    遠回しな表現は、ローコンテクスト文化の相手には伝わらないことがあります。

異文化コミュニケーションの第一歩は、「自分の常識は世界の常識ではない」と気づくことから始まります。
皆さんがコミュニケーションをとる方はどちらのタイプでしょうか?
表記した国でのハイ/ローはあくまでも傾向や目安です。
まずはこういったタイプがすれ違いの原因になっているかも?と想像してみましょう♡

参考:Edward T. Hall, Beyond Culture, Anchor Books, 1976